5月12日に入塾をしてきた中3生がいます。
塾のある日は現在も毎日学校帰りから日が変わる前後まで勉強をしています。
塾で毎日7,8時間前後
夏期講習、冬期講習は毎日10時間前後
用事がない限りは必ず塾に来て、自分が納得するまで帰りませんでした。
今日も来ています。
7月のある日、別の中3生との話の中で、『中1から中3までの全単語を受験前までに全部覚えようと思ったら今日から1日、何単語ずつ覚えればよいか』と言う話になりました。
その時の話では「1日15単語ずつ覚えたら受験までに全部覚えられるね」っという話で終わりましたが、話をした生徒は話をしただけで1日も実行しませんでした。
ですが、それを聞いていた中3生はその日から毎日英単語を帰りに15単語ずつ出題して帰っていきました。
そして、1月27日
ニューホライズンで習う英単語、中1~中3まで全て終わらせることができました。
本当に凄いことだと思いました。
自分の欲に負けず頑張りました。
中3生の自主的に残してきた英単語だけを集めたプリントは↑この厚さに
1月27日現在でやった英単語のプリント回数は1157回以上
一番最初のプリントは7月7日になってました。
2021年7月7日から2022年1月27日まで
205日
29週と2日
6ヶ月と21日
中3生は諦めずに続けました。
この生徒は英単語に関わらず、全ての教科の点数が上がりました。
特に数学が大きく点数が上がりました。
入塾当時は20点前半でしたが1か月半で40点UP
今では80点ぐらいまで上がりました。
学校の定期テスト以外にも、各種検定にもチャレンジしました。
秋の漢検は3級合格
冬は英検3級を受験しました。
英検はまだ結果は出ていませんが、頑張った成果は出ると信じています。
勉強が苦手な(できない)理由は様々あるかもしれないですが
そのほとんどの理由は『勉強のしかたがわからない』だと思います。
・何をすればテストの点数が上がるのかわからない。
・教えられても覚え方がわからない。
・学習計画の立て方がわからない。
など
いつ、どんな時に、どんな勉強を、どうやってやるのか・・・
勉強のしかたがわからない子が勉強のしかたを教わって言われたとおりにやっていくと
「こんな時はどうすればいいんだろう?」
と、疑問が出てくる。
それを質問して『そんな時はどうすれば解決できるか』を学ぶ。
これを繰り返し、ブラッシュアップしていくことにより
「こうやったほうが自分はわかりやすいかも。」
と、いうアイデアが生まれる。
そのアイデアを相談してみる。
『いいね!やってみな!』
と、言われるときもあれば
『それだったらこういう方法はどう?』
と、アドバイスをもらうこともできる。
そして1つの型から自分なりのオリジナルの勉強のしかたが生まれてくる。
鬼滅の刃でいう日の呼吸からの派生
先日のアニメ鬼滅の刃では竈門炭治郎が今の自分ができることで、誰も死なないための方法を考えました。
そして、水の呼吸と日の呼吸を混ぜてオリジナルの呼吸を編み出し戦っていました。
目標は誰も死なせない。
そのために、何をしなければいけないのか。
その時に炭治郎も気づきました。
こうやって自分なりの呼吸を編み出すことによっていろんな呼吸が派生していったんだと。
勉強も遊びも同じことだと私は考えています。
ゲームで遊ぶにしても、ステージを簡単にクリアできなくなってくるとクリアできる方法を考えます。
昔で言えば、攻略本を買いに行きました。
今では、ネットで調べてクリアできる方法を見つけます。
レベルが足りないのか、武器が弱いのか・・・
じゃ、レベルを上げるには、武器を強くするには・・・
そうやって調べて、実際にクリアする。
勉強も同じなんです。
できない問題が目の前に現れた時、どうやったら問題が解けるのか解き方を調べる。
調べた結果、今の自分で解けるのかがわかります。
理解できたのであれば敵の倒し方がわかったのと同じで解ける。
解説の意味が理解できない場合は問題を解くレベルが足りていない。
または、武器が弱い。
じゃ、レベルを上げるために雑魚キャラ(基礎問題)まで戻って解きまくってレベルを上げる。
レベルを上げたついでに良い武器に交換できるお金か、素材が手に入る。
勉強で言えば、解く速度が上がってレベルアップ!武器は調べ学習をした記録といったところです。
レベルと武器を上げてもう一度挑む。
そして勝つ!
よく、『水辺までは馬を連れていけるが、水を飲むかどうかは馬しだい』
と言う言葉を聞きます。
確かにそうだと思います。
けど、私ならば『この馬は、水の飲み方を知っているのだろうか?』と、次に思う。
知らなければ水の飲み方を教えてあげて
その後、『飲むかどうかは馬しだい。』とする。
馬に『飲み方を知ってる?』と聞くのは難しいので、実際そうなった場合はまた考えるとして・・・笑
子供たちの場合は『このやり方知ってる?』ぐらいの質問は理解できるだろうから
それに対しての答えによって『教えなくてもできる』子もいれば『教えないとできない』子も出てくる。
手で汲んで水を運んでいる子に、コップという道具を使うと手で汲んで運ぶより1度にたくさんの水が運べるようになるよ。
と教えてあげると
じゃ、バケツだったらもっとたくさん運べると思う。
と、アイデアが出る。
でも重たくて運べない。
だから、運ぶための筋力をつける。
筋力の付け方は教えてあげる。
その子が筋力をつけなければバケツで水は運べない。
風に吹かれたいと想えば、窓を開けるか風のある場所に行かないと願いは叶わない。
窓の開け方や風の吹いている場所は教えてあげるが、
本人が窓を開けたつもりでも、風のある場所に行ったつもりでも風は吹かない。
陽を浴びたいと想えば、カーテンを開けるか外に出ないと願いは叶わない。
カーテンの開け方や外に出る方法は教えてあげるが、
本人がカーテンを開けたつもりでも、外に出たつもりでも陽は浴びれない。
どんなことも『想うだけ』『つもりなだけ』では、願いは叶わない。
叶えたいなら、どうすればいいか考える。
叶える方法がわからないなら、知ってる人に聴き学ぶ。
聴いたなら『つもり』ではなく聴いた通りに動く。
動けば叶うかもしれない。
動く速度が上がれば、もっと早く叶うかもしれない。
アイデアが出れば求めてた以上のことが想い浮かぶかもしれない。
動かなければ絶対に叶わない。
中3生は明日、公立高校の前期試験です。
公立高校の前期試験、後期試験
ほとんどの中3生にとっては十二鬼月のようなもの
自分のレベルによって倒す相手が違う。
悔いの無きよう頑張ってください。
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