
【国語】25,460文字の壁!情報処理力がカギ
今年度の国語の総文字数は 約25,460文字。これは、昨年度から大きく変化はないものの、内容や構成に注目すると新たな挑戦が浮き彫りになりました。
各大問の文字数
第1問(評論):約7,300文字
第2問(文学的文章):約7,930文字
第3問(実用的文章):約4,380文字
第4問(古文):約3,640文字
第5問(漢文):約2,210文字
変更点と対策ポイント
一つの文章を正確に読み取る力が重要
今年度は、複数の短いテキストではなく、一つの文章を深く読む形式でした。表面的な理解ではなく、背景や主旨を的確に捉える力が求められます。
対策法:長文を段落ごとに要約する練習を日頃から行いましょう。
情報処理力が問われる大問構成
第3問では、複数の資料や実用的な文章が提示され、素早い情報の取捨選択が必須でした。これは受験生にとって新たな負担となる部分です。
対策法:資料読み取りの練習を通じて、視覚情報と文章情報を迅速に統合する力を養いましょう。
【英語】5,612語!スピード読解力が命運を分ける
英語リーディングでは、総単語数が 約5,612語。制限時間内にこの量を読み切り、正確に解答を導くのは容易ではありません。
各大問の単語数
第1問:約284語
第2問:約410語
第3問:約413語
第4問:約534語
第5問:約839語
第6問:約963語
第7問:約927語
第8問:約1,242語
変更点と対策ポイント
大問数が6→8へ増加
第8問では推敲の問題、第4問ではアウトライン作成の問題が追加されました。これは、単に英文を読むだけでなく、内容を整理しながら答えを導き出す力が求められるということです。
対策法:英語の文章構造を素早く把握するために、パラグラフリーディングを意識した学習を行いましょう。
読解量は昨年度とほぼ同じだが、時間配分が鍵
長文の本数は減ったものの、問題ごとの考察時間が必要です。
対策法:過去問演習を通じて、限られた時間内での読解スピードと正確性を高める練習を繰り返しましょう。
時間との戦いを克服するには?
実際に共通テストを受験した声を一部ご紹介します。
国語:「一文一文の読み取りに集中できたけれど、最後はやはり時間が足りなくなった。」
英語:「読む量は変わらないけれど、アウトライン作成が想像以上に難しかった。」
これらの声から分かるように、今年度も 時間配分と情報処理力 が合否を左右する重要なポイントとなっています。
【まとめ】新形式に対応する学習法
2025年度共通テストは、これまで以上に「正確さ」と「スピード」の両立が求められる試験でした。来年度以降も同様の傾向が続くと予測されます。
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