2022年度実施 大学入学共通テスト英語 語数を分析 昨年比約500語増加


2022年1月15日、2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト1日目が行われました。 リーディングでは身近な話題を扱ったテーマから、説明的文章まで多様な題材が出題されました。 リスニングでもイラストやグラフ、表が使用されており、読解力や情報処理力が問われました。


ここでは、大学入学共通テスト英語 リーディング、リスニングの語数カウント結果と、分析を掲載します。(SRJ調べ)



目次

  • 英語:リーディング 分析

  • 単語の難易度は高くないものの、語数が昨年より約500語増加

  • 時間内に読解するためには150wpmが必要


  • 英語:リスニング 分析

  • 再生1回の配点は約6割

  • 場面に応じた聴き取りを要する、実践的な英語力が問われた


  • 高1、高2生は今から長文読解・リスニング演習を始めよう

  • まとめ


英語:リーディング 分析
単語の難易度は高くないものの、語数が昨年より約500語増加

全体の語数は6,066語で、昨年度と比較すると500語以上増加しました。 特に大問5以降の選択肢の英文を含めると各問1000語に達するなど、速く正確に読む力が必要となりました。 出題形式は昨年と変わらず、配点に変化はありませんでしたが、設問が1問減少し、マーク数が1つ増加しました。 多くの大問で図表やグラフが使用されており、短時間で多くの情報を処理する速読解力が求められました。


時間内に読解するためには150wpmが必要

高校生の平均読書速度75wpmで読んでいては、読むだけで時間が足りなくなってしまいます。そのため、受験には約2倍の150wpmの英語を読むスピードが必要となります。

英文の内容や図表から情報を整理して並び替えたり、理論展開を考え、問われている内容を判断するなど、英文理解はもとより英文を理解したうえでの思考力・判断力が問われる、新傾向の問題が多く出題されました。

※wpmとはwords per minuteの略で、1分間に読めるワード(単語)数のことです。


英語:リスニング 分析
再生1回の配点は約6割

出題形式は昨年と同じ大問6題からなる構成で、配点にも変化はありませんでした。 リスニングでもイラストや図表が多数使用され、それらの資料を読み込んだ上で、放送される内容から素早く正答を導き出す必要があり、読解力や情報処理力が求められました。


場面に応じた聴き取りを要する、実践的な英語力が問われた

特に後半では専門的な内容や、複数人の発言内容の整理が必要な問題など、1回で聴き取って解答するにはやや難しい問題も含まれました。 前回同様、読み上げスピードも140wpm(ネイティブの通常会話スピード)が基本となっており、またアメリカ人話者だけでなくイギリス人話者や日本人と思われる非ネイティブ話者が含まれる等、リスニング力が試されました。


高1、高2生は今から長文読解・リスニング演習を始めよう

長文読解では動物園のウェブサイト、ポスター、ブログ記事など身近な題材を扱った英文から、発明家の伝記文、リサイクルの説明文章など、多岐に渡るジャンルで出題されました。 リスニングでは、大問3問から再生が1回になります。複数人の会話を聴き取る問題や、情報整理はもちろん、冒頭から重要な情報を聞き逃すと解答が難しくなるため集中力も必要です。


長文読解やリスニングの聴き取りは、日々の積み重ねが大切です。単語や文法の暗記と同時並行して、長文読解やリスニングの演習を取り入れましょう。


まとめ 語数は昨年から500語増加、再生1回問題の配点が約6割
  • 総語数は昨年より500語増加して、80分の試験で6,066語

  • リスニングは大問3から再生回数1回

  • リスニングでもイラストや図表の読み取りがあり、情報整理力が必要

共通テストの特徴である読解力や思考力を問うため、会話文や図表の読解などが多数出題されています。日頃から英語のニュースを読む・聴くなど、多くの英文に触れましょう。