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2学期中間テストの結果と、これからの時代を生き抜く教育とは

今年は新型コロナに始まり、新年度からも通年とは違う予定外がたくさんありました。

中学1年生に関しては、初めての定期試験が1学期の期末テストとなり、緊張感に包まれ

早い生徒では小6の冬期講習から中1の範囲をやる。

などかなり入念に勉強をしてくれました。

その結果、とてもいい成績で1学期を終えることができたと思います。

そして2学期

1学期と同じように日々の宿題や、わからないことをまとめる調べ学習を頑張った生徒と、「こんなもんでこれぐらいの点数が取れるんだ」と勉強量を悪い意味で調整した生徒に大きく分かれたと感じます。

点数がいつも通り良い生徒は順調に日々の学習を頑張ってくれました。

夏から入塾してくれた生徒は、ほぼ全員が点数アップ!

夏からの入塾生全員が頑張ってくれた数学で例えると

中学1年生は『正負の数』から現在学校で習ている範囲まで(約80ページ)

中学2年生は『正負の数』から現在学校で習っている範囲まで(約200ページ)

中学3年生は『正負の数』から現在学校で習っている範囲まで(約350ページ)

夏休みから大量の課題をこなしてくれて、よく頑張ってくれたと思います。


今回点数が極端に悪かった数名の生徒は

・家で決められた量の宿題をやっていない

・わからない用語や単語を調べ学習していない

・テスト期間までに学校のワークが終わっていない

この3点が、できていない生徒ばかりでした。


テスト期間中、休みの日も塾を開けてもらい勉強を頑張った数名の生徒

「あんなに頑張ったのに点数が悪かったです」

と言っている生徒がいましたが、確かにテスト期間中は頑張っていたと思います。

ですが普段の家庭学習を疎かにしていて、テスト期間中に山盛り溜まった学校のワークを塾に持ってきて、塾の課題もやらずに大慌てで学校のワークを消化させ、調べ学習をテスト前日にやっているようでは点数が取れなくて当たり前だと伝えました。


今回、怠けて頭を打った生徒は「次回のテストに向けて以前のように真面目に頑張ります」と言い日々の学習に取り組み始めました。


さて

なぜ、三重進学ゼミに入塾した生徒全員が学年に問わず数学は『正負の数』から始めるのかというと

わかっている生徒はスラスラ何も考えなくても問題を、もの凄いスピードで解いていきます。

『わからない』または『たぶんこの解き方』で、課題を進めている子は完全に理解している子より手の動きが遅いし、正答率があまり良くないです。

良くない理由は簡単で『解き方が全くわかっていない』または『解き方がしっかり理解できていないから問題のたびに解き方が違う』といったところです。

良く、生徒に

「『絶対値』ってなんやった?」

「(+)+(+)=何?」

「(ー)+(-)=何?」

「(+)×(+)=何?」

「(-)×(-)=何?」

「(+)×(-)=何?」

のような質問を先生はします。

わかる子からしてみれば、秒で答えられる質問で

「ほんま?」

と先生が聞きなおしても

「ほんまです」

と答えますが!

ここがあいまいな生徒は、答えた後で

「ほんま?」

と先生が聞き返すと

「えっ!ちゃう・・・えっと・・・」

と断言まで行きつかなくなります。

こうなっている生徒の場合は、こういった問題が出てくるたびに『えっと・・・どっちやったっけ?』と

生徒がよく言う『勘』で解くため正解だったり不正解だったりし、

間違えた理由を聞いても『凡ミス』と答えがちです。

『わからないこと』がはっきりしておらず『曖昧な知識』が多々ある生徒は、中1の初めから『間違いノート作り』と『調べ学習』をしたほうが早く学力の回復が見込めます。


さらに

こういった習慣がついた子供たちは、問題や解説を見て「なんやろ?」と思ったことをすぐにメモし

学習が終わったら、メモをした用語や単語を調べ、自分なりにわかりやすく言葉を縮めノートにまとめ始めます。

『間違いノート作り』や『調べ学習』は、すぐにできる子、なかなかできない子 がいますが、ご家庭での保護者様のお子様に対する対応で結構な差があると感じます。 ご家庭でも、普段から子供に何でも考えさせる教育をされている場合、すんなり理解して調べ学習を始められますが 普段から、保護者様が全部やってあげる、全部指示してあげる教育をされている場合、次に何をしたらいいか自分で考える力が無いので自分でできるようになるにはかなりの時間を必要とします。 ですが、やっている子たちが特別な子ではなく初めからできる子はほとんどいませんのでご安心ください。 メモを今まで取ったことない子も入塾時は、たくさんいます。 「わからない時、次にまた忘れていそうな時はメモを取ろうね」 と言っても、初めは「大丈夫です」と言いメモを取りません。 メモを取らなかった子は次、来た時に教えたことを忘れています。 だから、メモをし始めます。 でも、腕に書き始めます。 「腕に書かずにメモ帳やノートにちゃんと書こうね」 と言っても、初めは「メモ帳に書いても開かないので」と言いメモ帳には書こうとしません。 腕に書いた子は次、来るまでにメモが消えて、また忘れています。 だから、メモ帳にメモをし始めます。 メモ帳にメモをしてもメモ帳を見ないので忘れ物をします。 次は、忘れ物をしないようにメモを書いたメモ帳を見るようになり、忘れ物が徐々になくなってきます。 入塾前によく聞く話ですが 朝、学校へ行く前、起きる時間になっても起きてこない。 母「起きなさーい!学校に遅れるでー!!」 子「わかってる!」 数分後・・・ 子「もう!〇時に起こしてって言ったのに!遅れるやんか!!」 のような、やりとりから 学校に遅れるから車で送ってあげたり 忘れ物をしないように準備してあげたり わからないところがないように勉強を教えてあげたり 忙しいお母さんの大切な時間を削って大汗かいて『子供のために』と、してあげていても 遅れたらお母さんのせい 忘れ物をしたらお母さんのせい わからないことが理解できないとお母さんのせい そんなご家庭が多いと思います。 これらは全部、自分でできることなんですよね。 じゃ、なぜできないのか? それは やらせていないからなんです。 『できないから、やってあげなければいけない』ではなく 『やってあげるから、できない』んです。 やってあげることは子供のためではないです。 やったことがない子にやらせることは、とにかく時間もかかりますし、めちゃくちゃイライラすると思います。 だから、私たちのような、しつけから勉強のやり方まで教える場があります。 子供も大人と同じようにトライ&エラーを繰り返すうちに自分で考え どんな行動をしたら、どのように自分へ返ってくるかを学び行動します。 社会に出たら 一人で朝、起きて 自分で考え遅刻しないように行動し 会議などでは自分の意見を発言し アポを取った訪問先などのスケジュールを自分で管理し 忘れ物が無いように自分で準備をする。 今までメモをやったことがない社会人1年生は教育係の社員さんに教えてもらうとき、当然メモを持っておらず、説明を聞くだけです。 メモを取らない子は次に自分でやる番になって「これってどうやるんでしたっけ?」と必ず聞きます。 私もいろんな業種で教育係をたくさん経験してきましたが数人は必ずいます。 私は厳しい先輩だったので、そういった子には「3回目は教えない。忘れるなら確実にメモを取れ」と伝えていました。 このように、どうせやらなければいけないのであれば早いほうが良いと私は考えます。 小さいうちから自分でできることが多いと将来の夢や目標も増えます。 自分でできることが少ないと自分で何ができるのか、わからないので夢や目標が立ちにくいです。 是非、自分で考えて行動させる教育をおすすめいたします。







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