2学期中間テストの勉強法|何時間勉強したかより、何ができるようになったか

9月末から10月中旬にかけて、中学生は2学期の中間テストの時期に入っていきます。
2学期中間テストの勉強法で大切なのは、ただ勉強時間を増やすことではなく、できなかったことを一つずつ「自分でできる状態」に変えていくことです。
テストが近づいてくると、
「今日は3時間勉強した」「学校ワークを2周した」「提出物は全部終わった」
という話をよく聞くようになります。
もちろん、勉強時間を確保することも、学校ワークを繰り返すことも大切です。
ただ、三重進学ゼミ桔梗が丘校では、テスト前にもう一つ確認してほしいことがあります。
その勉強で、何ができるようになりましたか?
2学期中間テストに向けて大切なのは、「何時間勉強したか」だけではありません。
できなかったことを、どれだけ「自分でできる状態」に変えられたか。
ここを大切にしてほしいと考えています。
「勉強した時間」だけでは、できるようになったか分からない
たとえば、数学を2時間勉強したとします。
2時間机に向かっていれば、「今日はよく勉強した」と感じるかもしれません。
しかし、その2時間で、
・すでに解ける問題を何度も解いていた・答えを見ながら問題を進めていた・分からない問題の解説を読んで終わった・丸付けをしただけで、間違いの原因を確認していなかった
としたらどうでしょう。
勉強時間は増えています。
けれど、テストで一人で解ける問題が増えたとは限りません。
反対に、1時間しか勉強していなくても、
「比例が分からない原因は、小学校の割合だった」「英語で間違える原因は、be動詞と一般動詞の区別だった」「理科は用語を覚えていたけれど、意味を説明できなかった」
と原因を見つけ、必要なところへ戻って、一人で解けるようになったのであれば、その1時間には大きな意味があります。
だから三重進学ゼミでは、時間だけで勉強量を判断しません。
何も見ずに、別の問題でも、自分でできる状態になったか。
そこまでを確認します。
まずは「何も見ずに解く」
テスト勉強を始めるとき、いきなり教科書や解説を見るのではなく、まずは何も見ずに問題を解いてみます。
なぜなら、テスト本番では教科書も解説も見られないからです。
ここで○がついた問題は、今の自分ができていることです。
そして、×がついた問題は、これから確認すべき場所を教えてくれます。
三重進学ゼミでは、これを**「×は宝」**と考えています。
ただし、
「間違えたから素晴らしい」
という意味ではありません。
×がついたことそのものが宝なのではなく、
「なぜ×になったのか」を調べ、できるように変えていくための情報になる
という意味です。
×がついたら「なぜ?」を確認する
同じ不正解でも、原因は一人ひとり違います。
たとえば数学なら、
・公式を覚えていなかった・公式の意味を理解していなかった・問題文の条件を読み落とした・途中の計算で間違えた・前の学年の内容が分かっていなかった・解説を見れば分かるけれど、自分ではまだ解けない
という可能性があります。
ここを確認せず、
「間違えたから、もう一度同じ問題をやろう」
だけでは、本当の原因が残ることがあります。
病院で考えると分かりやすいかもしれません。
熱がある人全員に、同じ薬を出すわけではありません。
まず症状を確認し、原因を考えてから、必要な処置を決めます。
勉強も同じです。
診察
まず何も見ずに問題を解き、現在の状態を確認する。
処方
なぜ間違えたのかを確認し、何を学び直すか決める。
服薬
映像を見たり、教科書を確認したり、実際に問題を解いたりする。
そして大切なのは、そこで終わらないことです。
もう一度別の問題を解き、本当にできるようになったか確認します。
中学生でも、小学校へ戻ることがあります
「中2だから中2の問題だけ」「中3だから受験問題だけ」
という学習が、必ずしも正しいとは限りません。
今解けない原因が小学校の内容にあるなら、小学校まで戻ります。
たとえば、中学生が割合や速さの問題で困っている場合、原因が中学校の公式ではなく、小学校で学んだ割合の意味にあることがあります。
そんなときに、中学校の問題だけを何十問繰り返しても、なかなか解決しません。
必要なのは、今の学年にこだわることではなく、
「今できない原因がどこにあるのか」を見つけることです。
戻ることは後退ではありません。
今の問題を解くために、足りない土台を取りに戻っているだけです。
「わかった」と「できる」は違います
映像授業を見て、
「分かった!」
となることがあります。
先生の解説を聞けば、確かに理解できる。
でも翌日、同じような問題を一人で解こうとすると手が止まる。
これは珍しいことではありません。
「見れば分かる」と「自分で使える」は別だからです。
三重進学ゼミでは、
わからない↓わかる↓できる↓時間が経ってもできる
まで進めることを大切にしています。
映像を見て理解したら、一度解説を閉じます。
そして、別の問題を何も見ずに解いてみます。
さらに、少し時間を空けてもう一度確認します。
同じ問題の答えを覚えて解けるようになるのではなく、違う問題でも考え方を使える状態を目指します。
AIや映像授業があっても、最後に勉強するのは本人
三重進学ゼミでは、映像授業やAI、iPad、紙教材などを使い分けています。
ただし、AIが生徒の代わりに勉強してくれるわけではありません。
AIが、
「ここが苦手そうです」「この単元へ戻りましょう」「この問題を練習しましょう」
と教えてくれたとしても、実際に問題を解くのは本人です。
これはカーナビに少し似ています。
カーナビは目的地までの道を教えてくれます。
道を間違えれば、別のルートも提案してくれます。
しかし、ハンドルを握って運転するのは自分です。
学習も同じです。
映像授業は「分からない」を「分かる」へ近づけるために使います。
AIは、弱点を見つけたり、必要な問題を選んだりするために使います。
そして紙教材では、自分の手を動かし、途中式を書き、何も見ずに答えを出します。
それぞれの道具には役割があります。
テスト前こそ「できる問題」ばかりやらない
できる問題を解くのは気持ちがいいものです。
○がたくさん並びますし、勉強も順調に進んでいるように感じます。
反対に、できない問題には時間がかかります。
何度やっても間違えることもあります。
だから、つい避けたくなります。
しかし、テスト前に点数を伸ばすヒントがあるのは、むしろその部分です。
すでにできる問題を10問解いても、できる問題は10問のままです。
できなかった1問を、
「なぜできない?」
と調べ、
学び直し、
違う問題でも解けるようにできれば、
できる問題が一つ増えます。
これが「×は宝」と考える理由です。
「もっと勉強しなさい」だけでは動けないこともあります
テスト前になると、ご家庭でも、
「そろそろ勉強しなさい」「もっとちゃんとやらないと」
と言いたくなることがあると思います。
ただ、子どもが動かないときに、すぐ「やる気がない」と決める必要はありません。
もしかすると、
・何から始めればよいか分からない・どの教材を使えばよいか分からない・問題が難しすぎる・分からないところが多すぎる・いつやるのか決まっていない・どこまでやれば終わりか分からない
のかもしれません。
その場合、「ちゃんとやりなさい」と言われても、具体的な行動にはつながりません。
そんなときは、
「一回、何も見ずに解いてみた?」「どこで止まった?」「何を見たら分かりそう?」「解説を閉じてもできる?」「違う問題でもできた?」
と聞いてみてください。
保護者の方が先生になって問題を教える必要はありません。
子ども自身が、
今どこまでできていて、次に何をすればよいのか
を考えるきっかけを作るだけでも違います。
2学期中間テストの勉強法
テスト前になると、どうしても
「あと何時間勉強しよう」「ワークを何周しよう」
と考えがちです。
もちろん、必要な学習量はあります。
しかし、大切なのは回数や時間だけではありません。
正しい内容を、正しい方法で、必要な量、丁寧に行うこと。
そして、
できなかったことを、できるように変えていくこと。
これがテスト勉強だと考えています。
○は、これまで頑張ってできるようになった成果です。
×は、次にどこを伸ばせばよいかを教えてくれます。
だから、×から逃げる必要はありません。
原因を見つけて、必要なら戻る。
分かったら、自分で解く。
別の問題でも確認する。
そして時間を空けて、もう一度思い出す。
2学期中間テストに向けて、
「何時間勉強したか」ではなく、「何ができるようになったか」
を一つずつ増やしていきましょう。
三重進学ゼミ桔梗が丘校では、一人ひとりの現在地を確認しながら、必要な単元への戻り学習、映像授業、AI、紙教材などを使い分け、「分かった」で終わらず「自分でできる」まで学習を進めていきます。
「何を勉強すればよいか分からない」ときは
「勉強しているのに、なかなか結果につながらない」
「テスト前になると、何から手をつければよいか分からない」
「分からないところが増えすぎて、どこまで戻ればよいか分からない」
そんな場合は、勉強時間を増やす前に、まず現在地と「できない原因」を確認することが大切です。
三重進学ゼミ桔梗が丘校では、一人ひとりの学習状況を確認し、必要に応じて前学年や小学校内容まで戻りながら、映像授業・AI・紙教材などを使い分けて学習を進めています。
「何を勉強すればよいか分からない」「今の勉強方法でよいのか確認したい」
という方は、体験授業・学習相談の際に現在の状況をお聞かせください。
今できていることと、これからできるようにしたいことを一緒に確認していきます。




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